大和投資信託TOP > 投資信託 > 「投資バカ」につける薬 (講談社BIZ)レビュー
「投資バカ」につける薬 (講談社BIZ)レビュー
「投資バカ」につける薬 (講談社BIZ)は、さすが講談社は違うなといったそんな印象です。
久々に第一印象で買ってしまいました^^;
投資バカとはいったい誰のこと!!!
投資バカにつける薬とはとても挑戦的なタイトルですね。コストの安い日本株や個人国債を買うことがそんなに素晴らしく、投信を買うことはそんなにバカなのでしょうか。
私は、投信を買った、投資経験も人生経験も豊かなシルバー層の方々の見識の高さに敬意を表したいと思います。
世界には魅力的な投資対象がたくさんあるにもかかわらず、最も利回りの低い日本国債と最も上昇しなかった日本株に投資をしたら賢い選択だったのでしょうか。
金利も高く、通貨も上昇した外債ファンド、成長著しい中国株、インド株ファンド、日本株よりも上昇した外国株ファンドに投資したシルバー層の方々のほうが賢い選択をしたと言えるのではないかと思います。
筆者は、本当にコストの安いネット証券で、日本株を買って儲かったでしょうか。今度、セミナーでお目にかかったら是非とも質問してみたいと思います。
でも、投信批判本は売れ行きが良いので、筆者は極めて賢い投資(著作)行動を行ったといえましょう。
それでは、薬が必要な投資バカとはいったい誰のことなのでしょうか・・・・・・・。
金融商品の仕組みを知ろう
基本的には金融商品の実態を紹介して、米国と比べて手数料が異常な位高いと伝えている本。
個人的にはっとさせられたのが
1.長期投資をリスクの分散と勘違いしていた。(あくまで手数料を抑える行為。それ相応の根拠があるなら別だが)
2.プライベートバンクに幻想を抱いていた。
3.保有銘柄が少ないと値動きに動揺して無駄な売買を行ってしまう。
4.成功報酬型は運用者がハイリスク運用をすればするほど儲かってしまう仕組み。
5.日本破産の確率と損失を教えてみせろ。
あくまで趣味と実益を兼ねて個人運用を行ってゆきたいと思っていますが運用方法が堅実で手数料0.25?0.5前後の是非利用者側に配慮ある信託商品も欲しいです。
私自身が抱く誤解や偏見、無知から来る傲慢さ、そして何より失敗を認めたくなかったつまらないプライドと接するよい機会でした。
金融商品の仕組みや性格を理解し、落ち着いて資産構築を行ってゆきたいです。
性格が素直すぎる方への警告書
今の金融商品のセールスに対する反駁方法がほぼ網羅されている本書
騙され易いというよりも性格が素直で従順な方にはぜひ一読していただきたい
セールスマンの言われるがままでは確かに自分が損をする可能性は大いにあり、その点は昔も今も否めないのだから
ただ本書を読むとやたらと投資というものに対して悪イメージを持ってしまうかもしれない
おそらく著者にそのような意図は無いのだろうが、これだけ反論を列挙されると「じゃあ、投資しなけりゃいいのでは?!」という疑問を持つ方も少なくないと思う
一方で”貯蓄から投資へ”と政府が積極的に言っている以上、これからはバブル期までのように国がわれわれの財産を守ってくれる時代は終わりを告げ、投資の大前提である自己責任時代が到来していることは周知のとおりである
その意味では本書によって投資を如何わしいものとして毛嫌いするようなことはさけていただきたい
ネガティブ情報を知っておくことは物事を冷静に考える上において非常に重要であり、本書の有用性は大いにあるとは思っているが、本書を鵜呑みにして特に投資に二の足を踏みがちな保守的思考の強い我々日本人がさらに貯蓄という名の殻に篭ってしまうのは決して多くの方にとって好ましいことではないので、注意しながら読まれることをお奨めしたい
講談社にしては、¥ 1,575と値段もお手ごろですので、お勧めです。
「投資バカ」につける薬 (講談社BIZ)
山崎 元

定価: ¥ 1,575
販売価格: ¥ 1,575
人気ランキング: 38459位
おすすめ度: 
発売日: 2006-04-21
発売元: 講談社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送