投資信託ガイドTOP > 投資信託の種類 > 投資ファンドとは何か 知っておきたい仕組みと手法 (PHPビジネス新書)レビュー
投資ファンドとは何か 知っておきたい仕組みと手法 (PHPビジネス新書)レビュー
投資ファンドとは何か 知っておきたい仕組みと手法 (PHPビジネス新書)については、なかなかネットでもうわさを聞かなかったのですが、なんとなく良さそうな印象を受けていました。
雑誌の特集か何かで見かけたと思うのですが、タイトル忘れてしまいました^^;
先ほどそれとなく覗いて見てみるとやっと投資ファンドとは何か 知っておきたい仕組みと手法 (PHPビジネス新書)についてのレビューが付いていました。
早速確認するとレビューには、
ファンド
投資ファンドといえば、最近だとブルドックソースの買収をしかけた米系のスティール・パートナーズ・ストラテジックファンドや、もう少し前だと村上ファンドとかが、何となく思い浮かぶけれど、その実態といえばもちろん既成のメディアでは語られてきていない。
ハゲタカなんていうドラマが高視聴率をマークすると、日本人の大半は、「あぁ投資ファンドって金にもの言わせて企業を乗っ取るハゲタカ」=悪というイメージを抱き、大半はそんなメディアがつくりあげたイミテーションで満足して、理解しようとも思わない(必要が無い)中、投資ファンドの実態にマクロな目線から迫る良書。(そもそもドラマ中で描写されたものは事業投資ファンドと呼ばれる、株式を取得し、経営改善を迫るという、ファンドのひとつの形態に過ぎない。)
投資ファンドには大きく分けて、不動産投資ファンド、ヘッジファンド、事業投資ファンドに分けられ、それらファンドはそれぞれ投資対象が異なる。本書では、それら投資ファンドの実態を定量的なデータと、実際の事例等を引用しながら、大枠で捕らえている。
投資ファンドはその事業の性質上、ほとんどが私募形式であるため、その実態が見えにくく、政府の規制も働かない。所在地はタックスヘイブンと呼ばれる、税が発生しない地域で、財務諸表や投資対象、運用成績等は報告する義務も無い。しかもメディアでの報道のされ方や、有名なところだと米国のLTCMというノーベル賞経済学者を2人擁した債権裁定取引型ファンドの破綻等、ほとんどの人はそれらを一くくりに資本主義の行き過ぎた姿、ギャンブル稼業、虚業のイメージあると思う。そんな中本書を読むと、そのイメージは合理的な選択を着実に積み重ねる普通の企業の経営のあり方と余り変わらない様にも見え、その実態が見えてくる。
村上ファンド(自分でM&Aの法整備をしておいてあのやり方は汚い)の企業株式を取得し、経営陣に企業資産の有効活用を迫った方法は、強引といえども日本経済の活性化に寄与し、日本全体の株式会社は会社のあり方を考えざるを得ず、スカイラークやポッカといった企業は非上場の形態を選択した。とにかく、実態のわからなかった投資ファンドを大枠から整理し伝える本書は、新書ながら読後感もかなりのもの。著者の筆力に感服。
著書中では、それぞれの投資ファンドに深く触れているので、取りあえず投資ファンドとはどんな稼業か!?と興味ある人にお勧め。ただ、ミクロな点からは別書、直ソースを当たるしかない。
ファンド資本主義を理解する上で有用
本書は、投資ファンドを不動産ファンド、ヘッジファンド、企業投資ファンド、と分類し解説しています。どれか一つに特化して解説している書籍は多数ありますが、こうした投資ファンドの全体像を簡潔に記述した本は少ないように思われます。
本書のよい点は、1.理論的な概念・用語(DCF法、IRR、β、キャップレート等)を要所で丁寧に解説している、2.直近の動向についても記述している、の2点です。
・不動産のキャップレート(利回り)が減少傾向にあること、
・ヘッジファンドのプレーヤーが増加し利益確保が難しくなりつつあること、
・市場リスク(β)から個別リスク(α)への移行、
等の指摘は、今後のファンド資本主義を占う上での重要な示唆と考えられます。
昨今のサブプライム問題に代表されるように、ファンドが世界レベルで実物経済を動かすようになりました。ファンドの行動原理を理解しなければ経済の動向は予測できないといっても過言ではありません。
その意味で本書は、今後の経済事象の理解に資するものともいえるでしょう。
投資ファンドの仕組みが良く理解できます。
題名の通り、「投資ファンド」についての解説書的本です。
1不動産投資ファンド
2ヘッジファンド
3企業投資ファンド
とそれぞれを明確に区別して書かれており、非常にわかりやすい内容で、ファンドの仕組みが理解できます。
この本の最も良いところは、図や表が多くあり、理解しやすく工夫されている所だと思います。
また、ページ数もさほど多くないので、一息に読めます。
このような解説本にしてはめずらしく、起承転結が上手に構成されており、著者の主張も理解できるのがさらに本書の良さを引き立てています。
しかしながら、若干専門用語も出てくるので、日頃から経済誌を読んでいたりする人でなければ、抵抗を感じるかもしません。
と、あるので買い換えるにはお手ごろだなと思いました。
たまには、レビュー見ずに自分で試したいのですが、安月給ではそうも行きません^^;
投資ファンドとは何か 知っておきたい仕組みと手法 (PHPビジネス新書)
北村 慶

定価: ¥ 840
販売価格: ¥ 840
人気ランキング: 7138位
おすすめ度: 
発売日: 2006-07-19
発売元: PHP研究所
発送可能時期: 通常24時間以内に発送


